概要
新しい Outlook がプレビュー版としてトグルで展開されていましたが、今回 20244年8月1日 に一般公開され、将来的には Outlook for Windows (旧 Outlook) から新しい Outlook がデフォルトで有効にもなります。
Outlook for Windows では、Copilot が利用できるようになりました。詳細はこちらを参考にしてください。
新しい Outlook への移行概要
新しい Outlook は、2022年にプレビューとして公開され、最新バージョンとして現在まで公開されています。
プレビューからフィードバックを様々なユーザーから受け取り、8/1 から一般公開された後、オプトイン、オプトアウト、カットオーバーという3ステップで順次移行が進みます。
この移行は数年かけて進んでいき、将来的に新しい Outlook のみになります。
上図の通り、現在はトグルが利用できるオプトアウトの状態です。
そしてオプトアウトに移ると、デフォルトが新しい Outlook になりますが、適宜 Outlook for Windows へ戻すことは可能です。
カットオーバーになると、Outlook for Windows は利用できなくなり、新しい Outlook のみの利用になります。
新しい Outlook への詳細移行スケジュール
新しい Outlook へは、オプトイン、GA、オプトアウト、カットオーバーの流れで進みます。
GA は 2024年8月1日 で、一般公開となっています。
オプトイン (Opt in)
上図のオプトインは 2022年から展開されて以降、[新しい Outlook を試す] というトグルが下図のように表示されるようになりました 。
新しい Outlook は “既定で無効” であり、利用する場合はトグルをオンにすることで、切り替えて利用することができます。(利用できない機能もあるので、あまり使っている人はいない印象です。)
新しい Outlook から以前の Outlook for Windows に戻すと、その度にフィードバック画面が表示されます。
しかし、これはあまり不快に思わず、フィードバックを送るようにしましょう。フィードバック数が多い機能・不具合などは、優先的に修正されます。
将来的には必ず利用することになるので、積極的にフィードバックを送ることを推奨します。
一般提供 (GA)
2024年8月1日より新しい Outlook はプレビュー版から一般提供へと移行します。ライセンス等を持っているユーザーは、新しい Outlook に対しての SR を発行し、Microsoft 社からサポートを受けることが可能です。
ただし現状、機能開発はまだ進行中のため、まだ利用できない機能もあります。
オプトアウト (Opt out)
オプトアウト (opt out) に移ると、新しい Outlook は “既定で有効” になります。このフェーズは、勝手に移行せず、オプトアウト 12 ヶ月前に通知ができます。
管理画面からオプトアウトの期日よりも早くこのフェーズに移行することも可能です
カットオーバー (Cutover)
カットオーバー (Cutover) に移ると、従来の Outlook for Windows に戻ることはできなくなります。Microsoft 365 Client から Outlook を展開した際も、新しい Outlook for Windows がインストールされます。
こちらもオプトアウトと同様に、カットオーバー 12 ヶ月前に通知が行われます。
※Outlook for Windows (LTSC) は引き続きサポートされる
Microsoft 社は、少なくとも 2029年までは Outlook for Windows のサポートを行うようですので、そこまでは利用できるでしょう。
参考情報
新しい Outlook for Windows 一般提供に向けたガイド | Japan Exchange & Outlook Support Blog (jpmessaging.github.io)
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