概要
Windows Server などを Hyper-V などゲストサーバーとして構築する方は多いと思います。ゲストサーバーやゲストクライアントを作成し、Windows Update などのディスクに書き込む作業を行うと、ゲスト内のディスク使用量が 100% に張り付き、作業がままならなくなります。
その解消法を記載します。
問題は [自動停止アクション] だった
Hyper-V の設定にて [自動停止アクション] を [仮想マシンの状態を保存する] にすると、ディスク使用量が 100% に張り付きます。
理由としては、 仮想マシンの状態を保持するために、メモリサイズに相当するファイルをディスク内で予約するため、その処理等にリソースが割かれます。
If you choose to save the VM state as the Automatic Stop Action, the default virtual machine path should be set to a non-system drive, due to the creation of a .bin file is created that matches the size of memory reserved for the virtual machine. A .vsv file may also be created in the same location as the .bin file, adding to disk space used for each VM.
[自動停止アクション] として VM 状態の保存を選択した場合、仮想マシンに予約されたメモリサイズに一致する.bin ファイルが作成されるため、デフォルトの仮想マシンパスはシステムドライブ以外に設定する必要があります。 .vsv ファイルも .bin ファイルと同じ場所に作成される場合があり、各 VM に使用されるディスク容量が増えます。
Windows Server 2012 Hyper-V Best Practices (In Easy Checklist Form) – Microsoft Community Hub
そのため、[自動停止アクション] を [ゲストオペレーティングシステムをシャットダウンにする] とします。
参考情報
Hyper-V VM extremely slow – Disk usage always at 100% : r/HyperV (reddit.com)
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