概要
ハイパーバイザーで保護されたコード整合性 (通称 HVCI) や、仮想化ベースのセキュリティ (通称 VBS) は、Windows 10、Windows 11 で導入された、Windows のカーネルを悪用するウイルス等を対策するための機能です。
これを利用することで、OS とは分離した仮想環境を作成し、仮想環境にてカーネルのコード整合性を行い、Windows を保護します。
自動有効化の条件
HVCI、VBS が自動的に有効化されるハードウェアは以下の通りです。
項目 | 内容 |
CPU | * Windows 11 バージョン 22H2 かつ Intel 第8世代以上の CPU 以降 * AMD Zen 2 以降 * Qualcomm Snapdragon 8180 以降 |
RAM | 8 GB 以上 |
容量 | 64 GB 以上の SSD |
上記項目を満たした状態でも、以下の場合は自動有効化しません。
- デバイスをアップグレードした場合
例:CPU を5世代から9世代へ付け替えた際 - Intel 第11世代は自動で有効化されません
手動で有効化する方法
HVCI、VBS を手動で有効化する方法は以下の通りです。
1.Windows の [設定] を開き [プライバシー & セキュリティ] – [Windows のセキュリティ] をクリックします。

2.[Windows セキュリティ] にて、[デバイス セキュリティ] をクリック後 [コア分離の詳細] をクリックします。

3.[コア分離] にて [オフ] を [オン] にします。

4.PC を再起動します。
補足
ゲーム、Valorant をプレイしている方は、上記設定を ON にしないと以下のような画像が出るようです。
あなたのアカウントは、プレーするために以下の条件を満たしていません
– HVCI 有効

PC が重いなどありましたら、ぜひこちらも参考にしてください。
参考情報
Hypervisor-Protected Code Integrity (HVCI) – Windows drivers | Microsoft Learn
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