[検証] Windows 11 24H2 の ISO ファイルが変わったらしいので、比較する

概要

2025年7月16日に Microsoft 社が 2025年6月以降の Windows 11 24H2 の ISO ファイルを利用して、24H2 をセットアップすると、Microsoft Store アプリが新しい状態で使用できるとのことでした。今までは Store から更新する必要があったようです。
今回は、それらの内容を検証してみます。

新しい Store アプリ

以下の Store アプリが、セットアップ完了後に更新が必要だったとのことです。

  • アラーム&クロック
  • アプリインストーラー
  • AV1ビデオ拡張機能
  • AVCエンコーダー拡張機能
  • Bing 検索
  • 電卓
  • カメラ
  • クリプチャンプ
  • クロスデバイスエクスペリエンスホスト
  • ヘルプを得る
  • HEIF画像拡張
  • HEVCビデオ拡張機能
  • メディアプレーヤー
  • マイクロソフトストア
  • マイクロソフト To Do
  • メモ帳
  • オフィスハブ
  • ペンキ
  • 電話リンク
  • 写真
  • パワーオートマチック
  • クイックアシスト
  • RAW画像拡張子
  • スニッピングツール
  • ソリティアコレクション
  • サウンドレコーダー
  • 付箋
  • ストア購入アプリ
  • VP9ビデオ拡張機能
  • 天気
  • Webメディア拡張機能
  • WebP画像拡張機能
  • Windows セキュリティ
  • Windows Web エクスペリエンス パック
  • Xbox ゲーム バー
  • Xbox 音声テキスト変換オーバーレイ
Inbox Microsoft Store apps update in Windows media – Windows IT Pro Blog より、引用

これらを更新した理由としては、セキュリティの脆弱性対策であると Microsoft 社は述べています。また、これらが更新された状態だと、ネットワーク逼迫やセットアップ完了までの時間を短縮することも可能になったとのことです。
Web サイトでダウンロードできるイメージも更新されたとのことでした。

Microsoft の Web サイト (メディア作成ツールなど) で入手できるイメージと、これらの OS バージョンの Azure Marketplace ギャラリー イメージも更新されました。

Inbox Microsoft Store apps update in Windows media – Windows IT Pro Blog より引用

ここで気になるのは、Web サイトとしてリンクされているのが、Windows 11 のダウンロード サイトではなく、メディア作成ツールであるということです。

構築検証

まずは、ISO ファイル容量を見ていきます。
そして構築においては、それぞれ Home エディション、ネットワークに接続せず、 Local アカウントでセットアップしました。
ローカルアカウントでのセットアップ方法については、以下を参照してください。

2024年10月にWindows 11 のダウンロードよりダウンロードした ISO ファイル

ISO ファイルのサイズ

OS ビルドは 26100.1742

上記記載のあったアプリ:メモ帳のバージョン
11.2312.18.0

2025年7月17日にWindows 11 のダウンロードよりダウンロードした ISO ファイル

ISO ファイルのサイズ

OS ビルドは 26100.1742

上記記載のあったアプリ:メモ帳のバージョン
11.2312.18.0

2025年7月17日にメディア作成ツールよりダウンロードした ISO ファイル

ISO ファイルのサイズ
メディア作成ツールのみ、200 MB 弱少なくなっている

OS のビルドは 26100.4349 で、そもそもここから異なる。このビルドは 2025年6月の B パッチが適用されている状態

上記記載のあったアプリ:メモ帳のバージョン
11.2402.22.0

少し面白かったのは、メディア作成ツールで作成した ISO ファイルで 24H2 を構築しようとした際、[イメージの選択] では Enterprise は選択できなかった。

結論

ここからわかることは、Web サイトと Microsoft 社は公言していましたが、メディア作成ツールが Web サイトを指していることがわかります。”Windows 11 のダウンロード” ではありません。
メディア作成ツールでないと、今回の Store アプリが最新になった状態で提供されません。
ただし、これは記事作成時期、2025年7月17日現在ですので、以降更新がかけられることもあるでしょう。

参考情報

Inbox Microsoft Store apps update in Windows media – Windows IT Pro Blog

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