概要
Windows 11 25H2 Insider Preview にて、リリースプレビューチャネルとして ISO ファイルが公開されました。
本記事は、25H2 を初期インストールしてみて、24H2 との差分を確認します。
本検証環境は Windows 11 25H2 Home です。
リリースプレビューチャネルについて
リリースプレビューチャネルは、25H2 などが一般公開される前に、安定した状態のリリースになります。
過去の情報は以下の通り。
バージョン | リリースプレビューチャネルバージョン | 一般公開バージョン |
23H2 | 22631.2506 | 22631.2506 |
24H2 | 26100.712 | 26100.863 |
25H2 | 26200.5074 | – |
過去の情報を鑑みるに、今回の 25H2 のバージョン 26200.5074、一般公開とほとんど同じか、少し離れる程度ですね。
以前も投稿しましたが、Windows 11 25H2 の展開日は2025年10月中の展開になるのでは、と過去からも予想できます。
22H2 | 2022年9月20日 |
23H2 | 2023年10月31日 |
24H2 | 2024年10月1日 |
初期インストール
1.[国または地域はこれでよろしいでしょうか?] が表示されます。

2.[これは正しいキーボードレイアウトまたは入力方式ですか?] が表示されます。

3.[2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?] が表示されます。

4.[デバイスに名前を付けましょう] が表示されます。

5.[Microsoft エクスペリエンスのロックを解除する] が表示されます。

5.1. ここでこの記事を参考に、ローカルアカウントで進めるために BypassNRO を実施してみます。
Insider Preview 25H2 の Dev チャネルでは、25H2 が削除されたことは確認済みです。

5.2. 上述手順 3. まで実施したのち、 [ネットワークに接続しましょう] が表示されます。(あれ…?)
[インターネットに接続していません] を選択します。

5.3. [このデバイスを使うのは誰ですか?] が表示されます。

5.4. [確実に覚えやすいパスワードを作成します] 、確認のための再入力、セキュリティの質問が表示されます。

5.5. [デバイスのプライバシー設定の選択] が表示されます。

5.6. (ローカルアカウントでセットアップできちゃった…)

これはバージョンによるものですね。oobe\BypassNRO の削除は、26200.5516 からと Microsoft は発表しました。
しかし 25H2 のリリースプレビューチャネルは、26200.5074 であるため、その要件には合致しません。
つまり、25H2 の一般公開時、oobe\BypassNRO が使えなくなる可能性は低いです。

比較
比較を行う場合、以下のバージョンの比較 (2025年9月13日現在) です。
24H2:26100.6584
25H2:26200.6584
バージョン情報
さて、上述通り、Windows 11 25H2 のリリースプレビューチャネルのバージョンは、26200.5074 です。
一般公開も同じになるか、もしくはマイナーバージョンアップ程度です。

※ oobe\BypassNRO を実施するにあたり、ネットワークにはつながなかったので、ネットワークにつなぎ Windows Update をした後のバージョンが、26200.6584。

あれ?上述だと、26200.5074 以降は、oobe\BypassNRO は削除されますよね。ですが、oobe フォルダーから、削除はされていませんでした。
問題は、25H2 の一般公開がされたときに、どのバージョンが公開されるかですね。

スタートの画面
スタートでは、特段変化はないです。

Insights も特に変化はありませんでした。

といったように有効化パッケージを利用しているからか、ほとんどの差はありませんでした。
WMIC や PowerShell 2.0 の削除は行われているものの、特段の差はないですね。